ファン・ジョンミンの熱演に涙する感動作「国際市場で逢いましょう」、韓国映画界のスペシャリストが結集した韓国版「フォレスト・ガンプ 一期一会」

ファン・ジョンミン主演の韓国映画「国際市場で逢いましょう」のプレスシートが出てきました。韓国で1132万人を動員した「TSUNAMI ツナミ」のユン・ジェギュン監督が、情熱を注ぎ込み描き出した、家族への愛情溢れる一大叙事詩。動員1410万人を突破し、韓国歴代2位(公開当時)となる記録的な大ヒットとなりました。第65回ベルリン国際映画祭パノラマ部門にも正式出品されています。

 

国際市場で逢いましょうBlu-ray

 

韓国・釜山の国際市場をメイン舞台に、朝鮮戦争の興南撤収、国民儀礼、ドイツ派遣、ベトナム戦争や南北分断で生き別れになった離散家族の捜索、韓国の歴史の重要な出来事が、一人の男の波乱に満ちた生涯を通して描かれています。まさに韓国版「フォレスト・ガンプ 一期一会」といっても過言ではない感動作です。

時代に翻弄されながらも愛する家族を守るために愚直なほどに懸命に生きる主人公ドクスをジョンミンが、青年期から老齢まで演じ切っています。風貌は無骨だが、心の温かい男を演じさせたら、韓国で右に出るものは今のところいないですね。共演には、ハリウッドでも活躍した「シュリ」(98年)のキム・ユンジン、名優オ・ダルス、チョン・ジニョンなど実力派の俳優が脇を固め、東方神起のユンホが本格的スクリーンデビューしているのも見所の一つとなっています。

韓国人気質といいましょうか、ドクスは思いきり笑って、泣いて、怒って時代を生き抜いていきます。その姿を見ると、家族とは何か、なぜ生きるのかを改めて考えさせられます。韓国の壮大な歴史を、一人の男の生涯を通して家族の物語として描いたジェギュン監督の手腕は見事です。国民の父を演じることを託されたジョンミンが最強の演技力で見事に応えています。スタッフは韓国映画界きってのスペシャリストが結集し、1950年から80年代までの韓国を見事に再現しています。

こんなにも苦難が押し寄せるのかというくらいドクスは波瀾万丈の人生を送るのですが、いつの時代も本当に大切なものは何なのか気づかせてくれる作品です。生きる意味を見失いかけているか方、家族との関係に疲れている方、韓国の歴史を学びたい方、そして自分の運命に辟易している方などにおススメです。韓国映画の底力にも圧倒されます。

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