ジョン・ウー監督の映画美学、壮大な感動ドラマとスペクタクルを堪能できる「レッドクリフ」2部作

ジョン・ウーと言えば「男たちの挽歌」(86年)ですが、そのウー監督の集大成と言える作品は2部作の「レッドクリフ …

母親や故郷への愛が詰まったジャ・ジャンクー監督の「山河ノスタルジア」、大切なものに気づかせてくれる叙事詩

ジャ・ジャンクー。世界三大映画祭すべてで受賞を果たしたその名前は、私の中ではすでに伝説化していたので、まさか自 …

「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督の半生を描いた「シチリア!シチリア!」には愛が詰まっている

ジュゼッペ・トルナトーレ監督の「シチリア!シチリア!」(2009年)は、イタリアはシチリア出身の監督自身の半生 …

「エレクション」のジョニー・トー監督が仏映画界と化学反応を起こした「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」の美学に酔いしれる

ジョニー・トー監督の「エレクション」(05年)を初めて観た時は頭を打ち抜かれたような衝撃を受けました。ジャッキ …

傑作「パリ、テキサス」から20年、監督ヴィム・ヴェンダースと脚本サム・シェパードが再び組んだ「アメリカ、家族のいる風景」

高校生の時に観たヴィム・ヴェンダース監督の「ベルリン・天使の詩」(87年)は、それまでの映画に対する私の考えを …

テオ・アンゲロプロス監督の映画的な表現、「エレニの旅」では村が水に沈み、「霧の中の風景」では時が止まる

テオ・アンゲロプロス監督「エレニの旅」(2004年)のパンフレットを手にしています。フランス映画社配給で日比谷 …

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の世界の見方がわかる「バベル」

映画監督は世界をどう捉えているのか、世界がどう見えているのか、そんなことが作品からわかるとさらに映画を観る楽し …