映画博士マーティン・スコセッシ監督の「シャッター アイランド」は「カッコーの巣の上で」と対比して観ると面白さ倍増

私の映画人生に最も影響を与えた監督のひとりがマーティン・スコセッシ監督で、このブログでは今後何度も触れていくこ …

幻想的な宇宙や天地創造を想起させる圧巻の映像、テレンス・マリック監督「ツリー・オブ・ライフ」の映画的記憶に浸って欲しい

伝説の映画監督テレンス・マリック。1973年のデビュー作「地獄の逃避行」でアメリカ映画界屈指の作家との評価を受 …

「エレクション」のジョニー・トー監督が仏映画界と化学反応を起こした「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」の美学に酔いしれる

ジョニー・トー監督の「エレクション」(05年)を初めて観た時は頭を打ち抜かれたような衝撃を受けました。ジャッキ …

ナ・ホンジン監督「哭声 コクソン」とパク・チャヌク監督「お嬢さん」の恐怖と変態ワールドを堪能すべし

今日は早稲田松竹で「哭声 コクソン」と「お嬢さん」の2本立てを観てきました。改めて韓国映画の映画的クオリティの …

ソフィア・コッポラ監督「ロスト・イン・トランスレーション」は心の不安や孤独感を和らげてくれるステキな愛の物語

ソフィア・コッポラ監督の「ロスト・イン・トランスレーション」(03年)は大好きな作品の一本です。父親であるフラ …

黒沢清監督の世界の見方が恐ろしい、「ドッペルゲンガー」は新しい解釈で新境地を開拓

日本人監督の一人目は黒沢清監督です。いま日本映画界で黒沢監督ほど独自の世界の見方をする監督は他にいないと思いま …

傑作「パリ、テキサス」から20年、監督ヴィム・ヴェンダースと脚本サム・シェパードが再び組んだ「アメリカ、家族のいる風景」

高校生の時に観たヴィム・ヴェンダース監督の「ベルリン・天使の詩」(87年)は、それまでの映画に対する私の考えを …

ナタリー・ポートマンの美しき演技とダーレン・アロノフスキー監督の幻想的な世界が堪能できる「ブラック・スワン」

「レオン」(94年)のあの可愛いお転婆娘が、まさかこれほどまでに美しく、演技派の女優に成長しようとは予想以上だ …

ジム・ジャームッシュ作品から多大な影響を受ける、「コーヒー&シガレッツ」でちょっと息抜き

ジム・ジャームッシュ、この監督は私の映画人生の中で外せない一人です。というか、相当な影響を受けています。先日、 …

テオ・アンゲロプロス監督の映画的な表現、「エレニの旅」では村が水に沈み、「霧の中の風景」では時が止まる

テオ・アンゲロプロス監督「エレニの旅」(2004年)のパンフレットを手にしています。フランス映画社配給で日比谷 …